「レジン」を説明してみる

私はハンドメイドの中でもけっこうレジンが好きなんですが。

分かる人には「ああ(・∀・)」って言ってもらえるわりに、知らない人には「れじ・・・?」って首をかしげられてしまうのがレジン。

「縫い物します」とか「編み物が好きです」「絵を描いてます」とか「競馬が趣味です」とかなら実際にやったことのない人にも「ああ、うん」って言ってもらえるんですが、レジンって知らない人はまったく知らない単語です。

そして、「れじ・・・?」って首をナナメにされた時に、自分にはわかりきっているだけに一瞬どう説明していいかわからなくなるのも、レジンというものだったりします。

というわけで、この項では「レジンを言葉で説明してみる」に挑戦します。

レジンとは

モールドにUVレジンと着色剤を入れて「宇宙渦」を作る練習中

「レジン」という言葉そのものの意味を調べると、「樹脂」と出てきます。

資材屋さんの商品ページなんかにも「レジンとは樹脂のことです!」とか得意げに書いてあったりします。

樹脂。わかるようでわかりません。でもレジンを和訳すると樹脂です。

私自身、レジンをはじめてみようと思った時、そもそもレジンってどういうものでどんな種類があってなにがどう違うのか調べたくて検索してけっこうあちこち回ったのですが、ちっともほしい情報にたどりつけませんでした。

何かのエントリの中でさらっと書いてあったりすることはあるんですが、それはあくまでもほかの情報を求めてあちこち読んでいて偶然見つけるものばかりで、はがゆい思いをしたことをよく覚えています。

なので、「手芸に使うレジンとはどういうものか」をちゃんと書いたエントリを作っておこうと思います。

さて、話を戻します。

レジンとは樹脂のことです。

一瞬、ほーそうか、と思いますが、これじつはなんの説明にもなってません。

樹脂でできてるものが日常生活の中でどのくらいあると思いますか。

たとえばお箸。樹脂製が多いです。歯の詰め物も最近は金属より樹脂が多いようです。

じゃあハンドクラフトに使うレジンでお箸が作れたり歯の穴を詰めたりできるかというと、ちょっとむずかしいですね(・x・)

いや、たぶんお箸は作れるとは思いますが、売ってる樹脂のお箸と同等のものが作れるかというとそれはちょっとむり。いや、がんばればむりじゃないとは思いますけれど、正直、箸置きまでならともかく、私は自分で作ったレジン製品を口につっこんで噛んだりしゃぶったりする気にはなれません。

だって、へたに直接さわると体に害が及ぶ物質なんですよ(・x・)

硬化すればいちおう安全になるらしいですけど、食用に適した安全さとバッグにつけたり金具をつけてピアスにした上で身につける安全さは違います。

歯に詰めるのは絶対どう考えても危険です。

でも、いるんですよね。レジンって樹脂のことだよって言うと、そこらで売ってるお箸とかお皿とかひっくり返して「原材料:樹脂だって。じゃあレジンでこれ作ってよ(作れるんでしょだってあんたレジンやってんでしょ)」って言う人。

ちがうんだ(´・ω・`)

いわゆるハンドクラフトで扱うレジンは、では、どういうものなのか。

化学反応によって硬化する、液状の(手芸・工作用)樹脂

というと、比較的わかってもらえるんじゃないかと思います。

この液体状の樹脂に、色をつけたり、素材やパーツを封入したりして作品を作るのが、ハンドクラフトにおける「レジン」です。

基本、扱うのは「レジン液」で、それを硬化させた結果、「レジン作品」が完成します。

上の半球を硬化して完成したもの。円を描くのにはちょっと失敗。