ハンドクラフトをやっていると何かと縁のあるワイヤー。
カン類として使ったり(あれも、丸めて切って売ってますがワイヤーなのです)
カン類は、だいたいが0.5*3.5とか、0.7*8とか、線径かける外周サイズで表記がされているので迷うことはないかと思いますが、ちょっとワイヤーワークの方向へ足を踏み出すと突然ミリが番手に変わります。
いきなり#26ワイヤーをとか言われても、は?(゚Д゚)ってなりますよね。
ここでは、ワイヤーの番手とミリの関係についてお伝えします。
番手は数字が大きいほど細い
まず第一に、番手というのは、太いほうが数字が小さいです。
これはワイヤーに限ったことではなく、ミシン糸や毛糸、また、糸からちょっと離れますがわりと身近(?)なところだと紙やすりなんかもそうです。
細い・細かいほうが数字が大きい。
番手はもとは糸の太さの単位で、1ポンド(約454グラム)の重さに対して長さが840ヤード(約768メートル)のものを基準の一番手としました。つまり工業規格ですね。
長さが二倍で二番手、三倍で三番手になります。
同じ量の原料をそれだけ長くするわけなので、糸は細くなります。
毛糸だと、綿か毛か麻かによって同じ番手でも太さが変わったりしますが、ワイヤーの場合は番手と太さは完全に対応するセットになっています。
また、線径と区別するために#をつけて呼ぶことが多いです。
ワイヤーの番手と太さ
ワイヤーワーク用ワイヤーの番手と太さは以下のようになっています。
番手 | 太さ |
---|---|
#12 | 2.1mm |
#14 | 1.6mm |
#16 | 1.2mm |
#18 | 1mm |
#20 | 0.8mm |
#22 | 0.5mm |
#24 | 0.5mm |
#26 | 0.4mm |
#28 | 0.3mm |
#30 | 0.25mm |
#32 | 0.2mm |
#34 | 0.16mm |
一般的に使うのはこのくらいでしょうか。
ただし、ふつう?のワイヤーワークだとこんなに広くは使いません。せいぜいが#22~#26ぐらい。
#20やもっと太い#18#16ぐらいになると、相当大きなルースのラッピングや、チェインメイルに使うぐらいではないでしょうか。
逆に細い方面だと、繊細なラッピング、ネイルの装飾パーツ用だと#30とか#32あたりを使います。糸のように細いです。
ちなみにセリアにネイル用品として0.2のワイヤーが売ってます。
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工業用のワイヤー、また、アーティフィシャルフラワー用針金の番手は、また少し規格が違います。とくにホームセンターでワイヤーを買う時などは、番手だけではなく太さの表記もついていれば確認するようにしましょう。